実績

設計し、建設した商業プラント。

当社の主要メンバーと関係者は、Noranda(現Glencore)、Rio Tinto、Anglo Vaal Mining、王立カナダ造幣局、5N Plusなどのために、これらのプラントを設計・建設しました。いずれも、既存のプロセスでは解決できない課題から始まっています。

プラント所在地金属ステータス
CCR 金・貴金属精錬所カナダ、モントリオールAu, Ag, Pt, Pd, Rh稼働中
Chambishi COSAC・ISEP プラントザンビア、ChambishiCo稼働中
5N Plus 太陽光パネルリサイクルプラントドイツ、アイゼンヒュッテンシュタットCd, Te稼働中
Kennecott 製錬ダスト浸出プラント米国、ソルトレークシティCu, Bi必要時に稼働
王立カナダ造幣局 銅除去プラントカナダ、オタワAg, Cu稼働中
Magnola 金属マグネシウムプラントカナダ、ダンビルMg中国企業による買収
Alberta Sulphate 炭酸塩除去プラントカナダ、メティスコウNa₂SO₄鉱床の採掘終了
Porters Grove 銅粉プラント米国、ブリッジポートCu閉鎖
ケベック州モントリオール · カナダ

CCR 金・貴金属精錬所

所有者
Noranda(現Glencore)
稼働開始
1985年
製品
純度99.99%以上の金、銀、白金、パラジウム、ロジウム
能力
年間160万オンス超の金(公称)
ステータス
稼働中

課題

1980年代初めには、精錬所の原料に含まれるパラジウム、白金、ロジウムが増え、従来のCCR金精錬プロセスは運転が現実的でなくなっていました。

プロセス

金を99.99%以上に精錬し、銀と白金族金属を回収するため、全工程が湿式の新しいプロセスが開発されました。

成果

精錬所は自社でエンジニアリングと建設を行い、1985年に稼働を開始しました。現在も稼働しており、公称能力は年間160万オンスを超える金です。

精錬所の床に並ぶフィルタープレス
フィルタープレス
精錬所内のプロセス容器と作業用プラットフォーム
プロセス容器
オペレーターとプロセスタンクがある精錬ホール
精錬ホール
精錬された金の地金
精錬された金
カッパーベルト、Chambishi · ザンビア

Chambishi COSAC・ISEP プラント

所有者
Anglo Vaal Mining。2010年からEurasian Resources Group
建設
1970年代半ばに最初に建設されたプラントを、1990年代に増強
原料
コバルトに富むスラグ堆積場
能力
コバルト6,800 t/年(公称)
ステータス
稼働中

課題

1990年代にAnglo Vaal MiningがChambishiのコバルトプラントを取得したとき、さらに多くの原料が必要でした。近隣の古いスラグ堆積場は、コバルトに富んでいました。

プロセス

COSACは、1970年代にNkanaコバルトプラント向けに考案され、パイロット試験まで行われたものの建設に至らなかったスラグ処理プロセスで、これが堆積場の処理に導入されました。電解工場を増設し、1980年代初めにNorandaで開発された連続イオン交換回路ISEPを加えて、ニッケルを除去しました。

成果

Eurasian Resourcesは2010年にChambishi Metalsを取得しました。現在も世界最大級のコバルトプラントの一つです。

夜、溶融スラグに照らされる炉の建屋
スラグ炉
炉の出湯口から流れ出る溶融金属
出湯
鉄骨構造の中にあるイオン交換カラムのカルーセル
ISEP連続イオン交換カルーセル
新しい建屋内の鉄製架台に載った三基のプロセスタンク
建設中のプロセスタンク
上から見た電解採取セル
電解工場のセル
Chambishiのプラント構造物と煙突
プラントサイト
遠くに製錬所の煙突が見えるスラグ堆積場
COSACの原料となったスラグ堆積場
アイゼンヒュッテンシュタット · ドイツ

5N Plus 太陽光パネルリサイクルプラント

所有者
5N Plus(First Solarと協力)
建設会社
Veoliaの一部門であるGütling
稼働開始
2007年半ば
製品
カドミウム、テルル
ステータス
稼働中

課題

当時First Solarと協力していた5N Plusは、使用済みのテルル化カドミウム(CdTe)太陽光パネルをリサイクルしたいと考え、そのためのプロセス開発を委託しました。

プロセス

硫酸浸出、選択的イオン交換、カドミウムの電解採取。テルルは、イオン交換後の貧液からSO₂による沈殿で回収します。

成果

Gütlingがこの設計に基づいてプラントを建設し、2007年半ばに稼働を開始しました。現在も稼働しています。このプロセスは、公表も特許取得もされていません。

黄色い昇降階段のあるパネルリサイクルライン
パネルリサイクルライン
弁と配管を備えたイオン交換カラムの列
イオン交換カラム
ポンプと配管を備えたプロセススキッド
プロセススキッド
タンク、スキッド、ドラム缶が並ぶプロセスホール
プロセスホール
ユタ州ソルトレークシティ · 米国

Kennecott 製錬ダスト浸出プラント

所有者
Rio Tinto Kennecott
エンジニアリング
HG Engineering(当社の主要メンバーがチームに参加)
目的
銅電解精製工場の前段でのビスマス除去
ステータス
必要時に稼働

課題

Kennecottの銅電解精製工場への原料で不純物、とりわけビスマスが増え、規格外の銅が生じていました。

プロセス

Rio Tinto(英国)の冶金技術者と協力して、チームはビスマス除去のための現場固有のプロセスを開発しました。ザンビアとNorandaのホーン銅製錬所での先行する取り組みを土台にしています。

成果

HG Engineeringがプラントを建設しました。製錬所の必要に応じて断続的に運転され、良好に稼働してきました。

ケベック州ダンビル · カナダ

Magnola 金属マグネシウムプラント

所有者
Magnola Metallurgy:Noranda(現Glencore)。Lavalinがエンジニアリングと出資のパートナー
原料
アスベスト尾鉱(マグネシウム含有率20%超)
能力
金属マグネシウム50,000 t/年
ステータス
中国企業による買収

課題

当時、マグネシウムは自動車の軽量化によって燃料消費を減らす金属と見られていました。ケベック州のイースタン・タウンシップスには、マグネシウムを20%超含むアスベスト尾鉱が山のようにありました。

プロセス

尾鉱から金属マグネシウムを回収するプロセスが開発され、Magnolaはダンビルに50,000 t/年のプラントをエンジニアリングし、建設しました。

成果

プラントは3年間、良好に稼働しました。低価格の中国産マグネシウムが、DowやNorsk Hydroのプラントを含む北米の生産者を下回る価格をつけると、中国の買い手がMagnolaのプラントを取得し、中国へ移設しました。

Magnolaプラントと周囲の森の空撮
ダンビルのMagnola
オンタリオ州オタワ · カナダ

王立カナダ造幣局 銅除去プラント

所有者
王立カナダ造幣局
目的
銀精錬所の硝酸塩電解液からの銅除去
製品
塩基性硝酸銅、リサイクル用の高濃度硝酸
ステータス
銀精錬所は運転再開

課題

海外のベンダーから購入した銀精錬プロセスは、宣伝どおりには機能しませんでした。硝酸銀電解液に銅が蓄積し、精錬に深刻な支障をきたしました。

プロセス

類似の塩化物系技術に基づく新しいプロセスにより、銅をろ過しやすい塩基性硝酸銅として回収し、リサイクル用の高濃度硝酸を再生しました。

成果

数年間、良好に稼働しましたが、造幣局が別の運転上の問題から銀精錬所を停止したため、運転は止まりました。精錬所は現在、運転を再開しています。

アルバータ州メティスコウ · カナダ

Alberta Sulphate 炭酸塩除去プラント

所有者
Alberta Sulphate
操業
塩水湖からの硫酸ナトリウムの溶液採掘
試薬
近隣の事業所から出る廃石膏
ステータス
鉱床の採掘が終わるまで稼働

課題

Alberta Sulphateは、塩水湖から高品質の硫酸ナトリウムを生産していました。鉱床の寿命が終わりに近づくと、かん水中の炭酸塩が許容できない水準まで上昇しました。

プロセス

近隣の事業所から出る廃石膏を使って炭酸塩を除去し、硫酸塩に置き換えるプロセスが開発されました。

成果

プラントは数年間稼働し、鉱床が枯渇するまで主力の操業を支えました。このプロセスは、公表も特許取得もされていません。

コネチカット州ブリッジポート · 米国

Porters Grove 銅粉プラント

所有者
Porters Grove Metal Recovery Inc.
原料
銅電気めっきで出る使用済み電解液
製品
銅粉
ステータス
会社が閉鎖するまで数年間稼働

課題

銅の電気めっきでは使用済みの電解液が残ります。回収する価値はありますが、たいていは希薄すぎて効率よく処理できません。

プロセス

こうした溶液から銅粉を回収するプロセスが開発されました。白金粉とパラジウム粉についても、Norandaで同様のプロセスが開発されました。

成果

ブリッジポートのプラントは、会社が事業を終えるまで数年間稼働しました。貴金属のプラントは建設されませんでした。NorandaがFalconbridgeと合併したためで、Falconbridgeはすでにノルウェーで白金族金属の精錬所を運転していました。

同じメンバーが、いま新しいフローシートを開発しています。

当社のエンジニアリングパッケージは、この経験を新しい鉱石、残渣、リサイクル原料に活かします。冶金試験から基本設計まで対応します。